海外赴任先への車の持ち込みは考えているより100倍は難しく面倒くさいと考えてください。買ったばかりの車や愛着のある愛車の場合は特に、赴任先(外国)へ持って行き現地で乗ろうと思っている方も多いのも事実です。ただし、実際の傾向として最終的に車を海外へ持ちだして乗っている人は非常に少ないのが現状です。

国外への車の持ち出しがかなり大変であること、国内で車を保管・売却等の選択ができることが主な理由です。海外赴任先への車が持ち出しにくい理由を理解し、国内でなんとかする選択肢の幅をここで広げてください。

赴任先への車の持ち出し最大のネックは各国の関税と規制

日本国内から赴任先へ車を持ち出す時の最大のネックは赴任先の関税と規制です。

国内の引っ越しと違い、車を海外へ持ち出す場合は赴任先での輸出規制・関税・手続きの膨大さ・費用などがネックとなります。事務手続きが煩雑なことと手数料が以外に高いことから元々車を赴任先へ持って行こうと思っていた人でも、売却や譲渡する人が非常に多くなっています。

赴任先によって様々な規制や手続きが必要になります。規制や手続きは国によって異なりますが、車の持ち出しを検討している人は赴任先の国の規制や法律について調べてみてください。

そもそも車の持ち込みを禁止していることもある

赴任先国が海外からの車持込みを禁止している場合もあります。例えば、「中国では一部の超例外を除き右ハンドル車は持ち込めない」などの規制が厳しい国があるため、よく調べないと車そのものを持ち込めない可能性があります。もしどうしても車を持ち込む場合は、赴任先に車の持ち込みが可能かどうかを調査するのが第1歩になります。ちなみにヨーロッパ諸国(EU)では右ハンドル車でも持ち込みが可能なようです。

車を持ち込む具体的な方法

車の持ち込みが可能だった場合のは以下の方法で国外輸送、赴任先での手続きとなります。

持ち込み期間が1年以内の場合「自動車カルネ」という制度を利用することで赴任先の国へ車両登録することなく持ち込みが可能になります(その他諸条件あり、後述)。基本的には短期滞在を目的とした制度になっていますが、仕事での赴任でも条件が合致すれば利用可能です。

自動車カルネの条件は「日本で車両登録されていて、車検切れでないこと」「カルネ期間後は日本へ持ち帰ること」「カルネ名義人が海外へ渡ること」「滞在国の定めた持ち込み期間内であること」です。

一時金として「クレーム処理預かり金」と「担保金」が最初にかかりますが、条件通り日本へ戻ればお金は返還されます。申請には1ヶ月ほどの余裕が必要ですが、短期滞在の場合はカルネを利用した持ち出しを検討されてもよいかもしれません。ただし、カルネも利用できる国が決まっているので利用する場合には日本で自動車カルネを発行している「JAF」への確認が必要になります。

持ち出し後のメンテナンスも視野に入れる

また海外への持ち出しがうまくいった場合でも気をつけたいのは「メンテナンス」です。ヨーロッパメーカーの車を逆輸入でヨーロッパに持ち込む場合は、現地での修理などもそれほど苦労しないでしょう。しかし、日本国内メーカー車を持ち込むと現地で満足の行くメンテナンスを受けられないのが現状です。そういったところも加味した上で持ち込むかどうかを検討したいところです。

海外へ車を持ち出す以外にも方法はあります

赴任先へ持ちださなくても国内で車を保管する、売ることもできます。海外赴任が1年以内の短い期間であれば、家族や知人にお願いして保管しておくことはそれほど難しいことではありません。1年以上の長期に渡る場合は、税金等の維持費のことを考えて車を売るのが最も賢い選択でしょう。どちらも詳しく説明しています、以下の記事をご覧ください。

海外赴任で車を保管する
→海外赴任で車を売る

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